エゴサーチ最適化 | 自分の名前で検索したときに自分の情報を検索結果に出すポイント

エゴサーチとは、自分の名前で検索する事です。おそらく、多くの人が一度は自分の名前で検索した事があるのではないでしょうか。

私は2年前まで、エゴサーチで自分の名前が表示されないように心がけていました。数度取材を受けたときも実名表示を避けましたり、色々とサイトを作るときも実名が出る状況を作らないように注意していました。 ・・・何年もうろうろしていると、いくつか恨みも買っているようでしてwww(って、笑えない・・・)

ただ最近では、いくつかのサイトに掲載される記事を書くようになって、検索結果に自分が出る状況を避けられなくなってきました。ふと気づくと1ページ目に2、3と、自分の情報が出るように。

どうせ表示されてしまうなら、思い切って自分の名前を検索されたら、直接自分に連絡を取れるサイトがでるようにしておこう!と考えたのが、半年ほど前の事。

今日確認してみると、日本語本名でYahoo!検索1245679位、Googleで1-10位を独占できるようになっていました。全国の辻正浩さんごめんなさい・・・

ということで、エゴサーチ結果を最適化するための方法をご紹介します。

エゴサーチ最適化に役立つWebサービスの活用

一部のウェブサービスでは、登録名で検索された場合に上位表示されるためのSEOが行われています。このようなサービスはぜひ使っていきましょう。特に、下記のサービスがお薦めです。

SBIビジネス

ビジネス用SNS、SBIビジネスは、日本語のサービスでは一番、本名検索の際のSEOが行われているサービスではないでしょうか。登録も無料で、招待制ではありません。

SBIビジネスに登録した上で、可能な限り「マイネットワーク」(mixiでいうマイミク)を増やしておきましょう。もしも、同姓同名の利用者がいるのであれば、その人よりも多く増やしたいところです。

設定の際のマイURLには、日本語URLで本名を入れておく事をお薦めします。

私のアカウントはこちら→辻 正浩- SBI Business 公式プロフィール

Twitter

Twitterは、先日仕様が変更されて、登録名での検索で有利になりました。非常に最適化できている、というわけでは有りませんが、やはりサイトの価値が高く、特にGoogleでは有利になる傾向があります。

さらに、Twitterでは様々なマッシュアップされたサイトが多く別ドメインで存在していて、場合によっては一気に数位が占拠される場合も。

登録する際は、「名前」の部分に本名を入れておきましょう。アルファベットでの最適化も目指すなら、日本語、アルファベットと並べておくのもお薦めです。

そして、多くの人に「follow」される事で有利になります。エゴサーチ最適化だけを目的にTwitterを使うのはお薦めできませんが・・・フォローをすると必ずフォロー返しをしてくれそうなアカウントを狙ってフォローしていけばいいでしょうか。ただ、無差別フォローは、スパムのようにとられて、検索結果に表示されたときに非難が集まっている・・・のような事態にもなりかねないので注意です。

個人ではなく企業のアカウントで探すか・・・やはり、普通にTwitterを使っていく事をお薦めしたいです。

私のアカウントはこちら→辻正浩 | Masahiro Tsuji (tsuj) on Twitter

iddy

ブロガー向けのプロフィールサービスですが、サービスの特徴として「エゴサーチ対応」と謳っています。それだけあって、SEOも少し考えられています。

登録後、可能な限り多めにタグを設定しておいたほうがよさそうです。

私のアカウントはこちら→辻正浩さんのプロフィール | iddy

ソーシャルブックマーク

Buzzurlや、はてなブックマークは、検索結果に表示されやすくなっています。他のWebサービスで作った自分のページに自分の名前をタグ名にしてブックマークするのも、有効な場合もあるでしょう。

「自分のページを自分でブックマーク」は、セルクマ(Self Bookmarkの略)として、非難される場合がありますが、「自分が普段使っているソーシャルブックマークで」「自分が使うブックマークとして自分のページをブックマーク」するのであれば、問題はないと個人的に思います。自分のページを探すのにウェブサービスのトップから辿るのが面倒で、ソーシャルブックマークを使う事はよくありますので、本来の使い方ともおもいますので。

はてなブックマークは、セルクマの見解もだしていますが、上記のような使い方なら問題なさそうです。

複数アカウントを作って、ホットエントリー狙い、なんていうセルクマはもちろんアウトですよね。はてなの見解で禁止されて居ない、とかは別として。

LinkedIn・Facebook

これは、日本語ではなくてアルファベットで調べられたときにしか使えませんが、英語圏で人気のSNS「LinkedIn」「Facebook」はエゴサーチにも有効です。

ショートURLに名前を入れておく事、Facebookではある程度のつながりをつけておくと有利になります。

私はこちらです。LinkedIN→Masahiro Tsuji - LinkedIn FacebookMasahiro Tsuji - Japan | Facebook

Google Profile

これは、現状では日本語環境ではエゴサーチ効果は少なそうです。

英語環境や、今後仕様変更がありましたら、Googleにおいて非常に重要になりそうですが。

Webサービス登録だけでは勝てない場合

上で記述しましたWebサービスの利用を行うだけで、普通の名前でしたら簡単に1位に出てくるはずです。でも、もしも同姓同名の人がいて、その人が上にいるのであれば、もう少し頑張ってみるしかありません。

自分より上に表示されているのはどのようなページでしょうか? もしもそれがWebサービスならば、同じサービスに登録して活動する事と、そのサービスの自分のページに、他のWebサービスから数本でもリンクを張るのが効果的です。上で紹介したWebサービスの中では、iddy、SBIビジネス、LinkedInあたりがリンクを張る事ができます。

それでもダメなのであれば、自分のサイトを持つ事しかありません。自分のサイト内にプロフィールページを作って、上で記載したようなWebサービスからリンクを張るようにしておく事で、ページの作り方によっては非常に有利になります。それでも足りないのであれば・・・あとは、知人にリンクを頼んでいく方向でしょうか。

エゴサーチ最適化(ESO?)のすすめ

結局の話、本名を出してWeb内で活発に活動していれば、エゴサーチでも望んだ結果になるものです。ただ、mixiやケイレキ.jpなど、closedなサービスだけで活動していては意味がありません。幅広いサービスで、幅広いコミュニケーションを行っていれば、自然と検索結果にも反映されていくはずです。

かといって、活動すらしないWebサービスにどんどん本名登録していくのはお薦めできません。ここで出すのは自分の本名、自分そのものです。たとえば、LinkedInに登録しただけでまともな情報が掲載されて居ないと、LinkedInを主にに使っている人にとっては、「うすっぺらい人」として思われてしまうかもしれません。登録しただけで何も情報を掲載せずアップデートしないWebサービスが増えると、そのように感じられる機会も増えていく事でしょう。(といっても私もたくさん登録しただけのサービスがありますが・・・)

私の場合、こうして自分の名前で検索したときには、自分に直接連絡が取れるページが上位表示されるようになったわけですが。

その結果、過去の知人から、数件メールで連絡が入ったりと、良かった結果です。恐れていた過去に恨みを買った人からの脅しやウイルスメールはまだないようです。

普通に考えると、自分の名前で検索したときに自分が出ているのは良い事ですよね。ロマンチックサーチ(初恋の人の名前で検索)されたときに自分が出て居ないのでは致命的ですし!・・・先日、検索から私に来た知人は「そろそろ逮捕でもされているじゃ?とおもって検索した」とのことですが。

皆様も自分の名前で検索してみて、その結果が不満であれば、エゴサーチ最適化をどうぞ!

仕事以外でSEOの文章は書かないつもりですが、エゴサーチなんて仕事で書く機会がなさそうなのでこちらに書いてみました。