人間の睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があって、レム睡眠中は夢を見たりして脳と体が活性化しており、浅い眠りになっている。そのため、レム睡眠中に目覚めると快適に目覚められる。
そんな事は周知の事実。
以前から、「レム睡眠とノンレム睡眠を区別して、レム睡眠の時に起こしてくれる目覚ましがあれば絶対買うのに。」と思い続けていました。以前いた会社で、新規事業アイディア募集のときに、それを出しては「アイディア商品コンテストじゃない」と上司に怒られたものでした。
それが最近、すでにこの目覚まし時計が販売されている事を知りました。
先日、TwitterでFollowさせてもらっています@iwanaoさんがTwitterで『スリープトラッカー』なるものの事をつぶやいているのを見て存在を知りました。19,800円という安くは無い商品ですが、ちょっとクチコミ情報を確認した後ですぐに注文。昨日届きましたので、早速一晩使ってみたファーストインプレッションを記載しておきます。
スリープトラッカーの内容
私が購入したのは、スリープトラッカープロエリートとかいう商品。スリープトラッカーを、PCと同期できるようになったのが「プロ」で、それを更に付け心地などを良くしたのがエリートらしいです。公式サイトはこちら。
ちょっと大きめの腕時計と、英語版・日本語版のマニュアル、データ管理ソフトが入ったCDと、パソコンに繋いでデータを吸い上げるための接続ケーブルが入っていました。
本体の腕時計は、普段から使うものとしてはやはり大きめ。私には、眠るときに邪魔と感じる事はありませんでしたが、人によっては気になるかもしれません。
接続ケーブルはUSB接続。PC側のソフトはWindowsのみの対応です。
設定とインストール時の注意
腕時計側の設定は、殆どは一般的な腕時計と同じです。日時の設定、アラームの設定、アラームは音とバイブ、その両方から選択が可能です。違うのは「WINDOW」設定と入眠時間の設定だけ。
「WINDOW」設定は、10分単位で設定しまして、起こすまでの差分時間の設定となっています。たとえば、6時にアラーム、30分のWINDOW設定をすると、5:30以後で浅い眠りになるとアラームとバイブが鳴動。もしも5:30-6:00に浅い眠りにならなかった場合は、6:00に鳴動することになります。
入眠時間の設定は、時間の指定と「今から30分後」という設定が可能です。これは、設定しなくても通常の機能には影響を与えないようですが、睡眠状況の分析のためには設定しておいたほうが良いとか。
スリープトラッカーを活用するためには、WindowsのPCが必須。一応、腕時計単体でも、レム睡眠中の目覚まし機能は動きますし、過去の睡眠データを確認できるようになっていますが、パソコンにデータを吸い上げて、睡眠データを管理してこそのスリープトラッカーのようです。
ただ、このインストールがなかなか曲者。普通にインストールしても、腕時計を認識してくれない場合が多いようです。私もそうでした。
解決方法は、付属のCDを使わずに公式サイトから管理ソフトをダウンロードしてきて、使うこと。
あと、腕時計側を「DATA」モードにしているとき以外は、パソコンから認識できない注意点もありますのでご注意を。
スリープトラッカー使用1晩目のデータ
さっそく1晩つかってみて、そのデータをパソコンに吸い出してみた結果がこちら。
[caption id="attachment_186" align="aligncenter" width="500" caption="スリープトラッカー管理画面1"][/caption]
このように、左側に睡眠データが、右側にオプションで記入する、その日の睡眠に影響を与える行動をメモできるようになっています。
[caption id="attachment_187" align="aligncenter" width="539" caption="スリープトラッカーの睡眠データ"][/caption]
左側を拡大したのがこちら。上が、平均データで下が7/5のデータ。この日は、朝7時に眠って12時過ぎに起きるという自堕落な生活でした。その上、電気と音楽を付けっぱなし。そんな中での眠りですので、ぐちゃぐちゃな睡眠状態が一目でわかります。
この点になっているところが、浅い眠りになっている状態ですね。平均の深い睡眠の長さも28分で、おそらくはおかしいデータのはず。
この日は目覚まし前に起きてしまいましたので、起床の快適さはまだわかりません。明日以後、普段の生活に戻っても、快適な目覚めを提供してくれる事を期待です。
[caption id="attachment_188" align="aligncenter" width="370" caption="原因データ:スリープトラッカー"][/caption]
これは、右側の「その日の睡眠に影響を与えた行為の記録」欄です。カフェインの摂取や、眠る前の睡眠、運動の有無などと、睡眠の品質を比較して調べる事ができるようになっている模様です。
スリープトラッカー他記事
私がスリープトラッカーを知るきっかけになりましたiwanaoさんが既にブログで記事にされていました。
私ももうしばらく使った上でレビューを記載していこうとおもいます。
とにかくたのしみ!
以前、数徹中の仮眠を机で取っていたら、仲間が指定時間の少し前に起こしてくれた事がありました。「寝顔を見たら、まぶたの後ろで目が動いていたので、今なら起きやすいと思って。」という女神な対応。
無意識に求婚してしまいそうになるほど嬉しかったのですが・・・このスリープトラッカーが期待通りに動いてくれれば、もうこのままひとりでも困らないのですね!
・・・orz
とりあえず、まだ1日ですのでどうなるのかはわかりませんが、人生の1/4-5を占める睡眠の時間を快適にできるなら、2万円弱は充分安いのでは、と思います。しばらくは眠るのが楽しみになりそうです。