国内メーカー品では、10000円弱という安さの折りたたみBlueToothキーボード、リュウドのRboard for Keitai、RBK-2100BTJを買ってみたのでレビューします。
RBK-2100BTJは、BlueTooth対応ケータイで使えるものとして以前からあったのですが、iPhone4に最適とのことで一気に話題になって、公式サイトの直販からも、主要なネット通販からも姿を消していましたが、8月5日頃から再生産分が出回りだしたようです。
詳しいスペックなどは公式サイトなどに詳しいです。
私としては、iPadで使える事は確認出来ていましたので、iPad用に使えるのであれば、と公式サイト通販で購入しました。 NexusOneでも使える可能性が高いと思っておりましたが、他サイトで探してみても使っている人は発見できず。まぁ、使えたら運が良かったというレベルの期待でした。
実際には、Androidでは厳しいものでしたが、それでも、充分に満足できるガジェットでした。
ハードウェア
キーボードの打ちやすさは予想以上に良いものです。 下の写真は、私のノートPC(LenovoのG550)のキーボードとの比較ですが、見ての通りほぼ同じサイズです。 このノートパソコンは、重くて普段持ち運んで使うには辛い機種ですが、それとほぼ同じサイズですので、キーピッチなどの面では不満は全くありません。 キーのサイズでいうと、これまで持ち運び時に使っていたポメラ以上の使いやすさです。
ただ、やはり華奢な印象があります。ちょっと力を入れたら壊れてしまいそうな。 またポメラでしたらどうにか可能だった、膝の上に置くのは、折りたたみ部分が弱そうで難しいようです。膝の上に置くときは、スケッチブックなどが必須ですね。
左上部分は、下写真のようにケータイ電話置き場になっています。ここに立てかけて入力することができます。 これは、取り外して別の見やすい場所に置くことも可能。 小さな部分ではありますが、便利というより、本体から外れるギミックの面白さだけで良い感じです。
また、こちらの写真にあります、畳んだ状態のコンパクトさと、単体で売ると2千円くらいはしそうなケースが思ったよりも良かったのが嬉しい所です。
iPadで使ってみた
RBK-2100BTJとiPadは、前評判通りベストマッチな対応です。 認証も簡単にできますし、まるでアイパッドのために作ったような印象さえ受けるものでした。 キーボードのレスポンスも、通常の無線キーボードと同等の、満足行くレベルです。 公式サイトにもあるようにキーボード対応が異なる部分がありますが、慣れられるレベルと思います。
iPadは、上の写真にもありますスマートフォン置き場に置けないこともないですが、タップとかしたタイミングで壊れそうです。iPad公式カバーや、その他のiPad立てを別に用意するべきでしょう。
Android(Nexus One)で使ってみた
RBK-2100BTJとAndroidは、iPadのようにベストマッチ、とは言いづらい、正直お薦めできないものでした。
AndroidはBTキーボードに初期状態で対応していませんので、まずは、アプリをインストールする必要があります。私はこのアプリを使っていますが、他にもいろいろあるようです。
認証の処理ですが、iPadでは一度認証作業をするとその後は楽につながるのですが、Androidの場合はどうも上手く繋がりません。上手く文字を認識してくれない状態などが続き、2度目以後も再度認証作業が必要です。 場合によっては、上手くつながるまでにしばらく試行錯誤が必要かもしれません。
繋がった後は、iPad同様にレスポンスは早く快適に入力できて、問題なく使えますが、日本語→英語の切り替えに難があったりします。 (切り替え、私は日本語→英語はESCを1度、英語→日本語はWINボタンを2度、という形以外を見つけられなかったのですが、他にあるんですかね?)
AndroidとこのRBK-2100BTJは、上手く対応して動くものもあると聞きますが、最低でも私の環境では上記の通りお薦めできるものではないように思います。 私はNexusOneを使っていますので、Desireでも同じ状況と思いますし、おそらくはXperiaでも同じでしょう。アプリを変えたら、上のような不具合はなくなるのかもしれませんので、今後いくつかためしてみようかと思います。
RBK-2100BTJ、iPadユーザなら買いかも?
RBK-2100BTJについて書いてきましたが、私の印象として、ハードとしては○、iPadと使うには◎、Androidだと△、という感じでした。
特に、iPadと一緒に使うには最高のアイテムと思います。
私は、iPad購入以来、使い道に困っていました。 iPadは、スマートフォンとノートpcの隙間を狙ったという話がありましたが、簡単にWebを見たりするならスマートフォンで充分ですし、しっかり使いたいときはノートパソコンじゃないと厳しい場合が殆どでした。 しかし、iPad+BT折りたたみキーボードだと、充分にノートパソコンの代用品になります。特に、外でのノートパソコンの使い道の殆どに対応可能じゃないでしょうか。メールする、MTGやセミナーでメモをする・議事録を取る、ちょっとツイートする、などの用途には、ノートパソコンとほぼ同じ感覚でiPadを使えるようになります。 それが、3キロ以上あったノートパソコン一式ではなく、iPadの700g+RBK-2100BTJの200g、1キロ未満の持ち物でできるのですから、今後は私はノートパソコンは持ち運ばなくてもどうにかなるかと思っています。
RBK-2100BTJでやっとiPadを有効活用できそう、と思っています。 私のように、iPadの使い道に困っていて、外出の際はiPadを置いてノートパソコン、としている方には、是非一度試してみてもらいたいガジェットでした。