Wordpressで写真共有をカンタンに行う方法

ブログで画像共有イメージ

Twitterを使っている方で、ケータイから撮影した写真を共有するのは、TwitpicやInstgramなどのサービスを使われる事が多いでしょう。

しかし外部サービスに写真を預けていると、いざというときに探しづらいものです。大手サービスの場合は気にする必要も無いかもしれませんが、サービス終了も気になる所ですね。やはり、自分のコンテンツは自分の手の届くところに、と思うのは当然の事でしょう。

そして、投稿した写真のURLがRTやソーシャルブックマークで広がっていくと・・・SEOな私にとっては、せっかくのリンクが他サービスに!と(いろんな意味で)残念な気持ちになります。

という事で、Twitterで共有する写真をどうにか自分のブログで上手く公開できないか、と思っていました。 具体的には、下記のような機能をもてれば、充分使用できると思います。

いくつかのプラグインをあわせて使うと思い通りに出来ましたので、ここで共有してみようかと思います。

手順

下記の方法で、特定のメールアドレスに写真を添付して送信することで、メールのタイトルは記事タイトルでTwitterにも投稿される形になります。本文にはURLにアクセスした人にしか見えない文章が入る形になります。 メール送信後、数分で記事がポストされて、Twitterにも短縮URLで投稿されます。

これを実現するために、4つのプラグインの設定と、少しのテンプレート調整が必要です。

Ktai Entry

Wordpressにケータイメールで投稿するプラグインKtai Entryをインストールします。 この手順の中で、インストールするのが一番面倒なプラグインです。最初から大変ですが、一番の山ですので頑張ってください。

投稿設定を入れる際に、これまで使っていないカテゴリを設定する事を忘れずに。私の場合、「photo」というカテゴリを用意しました。

Ktai Entryですと、メール着信後すぐにブログエントリーにする機能を持っていますが、設定が少し面倒なので、私は5分に一度チェックする方法にしました。

Advanced Category Excluderを導入

イベント参加時など、何度も写真をTwitterに流すと、トップページやRSSが酷い事になります。 一日に10もRSSを流してしまうと、購読してくれている人も解除してしまうでしょう。

これを防ぐために、Advanced Category Excluderを導入します。 これは、Wordpressに投稿したカテゴリ別に、どこに表示するかを指定できるプラグインです。

これで、上で写真投稿用に設定したカテゴリを、表示しないように除外していきます。

私の場合は、Archive、Home、RSS Post、RSS Comments、Pagesを除外しました。 この設定は、TwitterをWordPressブログに1週間まとめて投稿する方法でも使用したもので、ツイートまとめも上と同じ設定で除外しています。

Google XML Sitemapsの調整

Wordpressを使っていてSEOを考えている人はほぼ全員入れているほど有名な、検索エンジン向けサイトマップの生成プラグインですが、普段の記事が少なくて写真連投をする場合は、下手にSitemapに入れてしまうと認識が狂う可能性もあります。

この写真投稿カテゴリに投稿された記事は、サイトマップに含めないように、「含めない項目」にいれておきます。 ちなみに、私はツイートまとめ投稿もサイトマップに含めていません。 これは、必ずしもベストプラクティスじゃないかもしれません。人によって意見が違うでしょう。私もしばらく上記設定で様子を見て、おかしいようなら変えようと思っています。

デザインを変更

Twitpicなどに近づけるためには、可能な限りデザインも軽くしたい思います。写真共有用の投稿は表示内容を変えるべきでしょう。

これは、プラグインではなくてWordpressの基本機能で、カテゴリ毎にテンプレートを分ける方法がありますので、それで実現可能です。

私の場合は、可能な限り写真を上にだすために上部の共有ボタンを削除。下の共有ボタンは右上に移動した上で、右上の目障りなプロフィール写真をはずしました。 サイドバーは、重くなるウィジェットは解除。Twitter連携で使う事を考えて、最新ツイートだけは残しました。 コメント機能も一応欲しいかと、一番楽につけられるコメントのFacebookソーシャルプラグインのコメントを追加しました。

Twitterへの自動ツイート

ブログに投稿されると自動的にツイートしてくれる機能をもったプラグインはたくさんあります。 その中でも、特定カテゴリを除外できる機能を持って、URL短縮機能も持ったプラグインでしたら、この用途に使用できます。

私は、Twitter Toolsを使いました。

この方法の欠点

この方法の欠点は、やはり、単純な共有にしか使えない事でしょう。Twitpicはさておき、Instgramなどのように独自のソーシャル機能を持った魅力的な写真共有サービスがありますが、それは当然ながら使えません。

写真を公開する側の視点で考えると、自分のブログで公開した方がいいのは冒頭で述べた通りです。しかし写真を見てくださる方の側にとっては、ブログではなく有名なサービスを使ったほうが使いやすい事も確かでしょう。そして、ユーザが使いやすければ使いやすいほど、拡散も大きくなってより多くの人に見られる事になります。 この問題は、企業が動画などで話題になるコンテンツを公開するときに、自社サイトで公開するか、Youtubeで公開するかの問題にも似ていますね。

テンプレートの修正などで、自分のドメインに写真をおきつつ、ユーザの利便性を上げる事は可能でしょうが、その利便性が専門の写真共有サービス以上になる事はないかと思っています。 私はそれほど多く写真を上げるわけでもないですし、しばらく上記の方法でやってみようと思いますが、この方法を行うか迷われている方は、どちらが本当にいいか考えてみてくださいませ。